骨粗鬆症ってどんな病気?骨密度82%だった私が考えたこと

健康

骨粗鬆症とは?骨がスカスカになる病気

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、
もうすっかり浸透している病名だと思います。

骨粗鬆症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、
骨折しやすい状態になっていることをいいます。

現在痛みがなくても、
骨が弱っていることで診断されることがあります。

骨の中身がスカスカになっていると考えると、イメージしやすいかと思います。

では、何が原因でそうなるのでしょうか?

骨は毎日生まれ変わっている?「骨リモデリング」

骨は「骨リモデリング」といわれる
骨の新陳代謝を繰り返しています。

古い骨を壊す「骨吸収」と、
新しい骨を作る「骨形成」を繰り返しながら、

骨は常に作り替えられているのです。

骨量は成長期に増加し、
20歳前後から20代頃に最大骨量を迎えます。

その後、加齢とともに徐々に減少していきます。

この「骨リモデリング」のバランスが崩れ、
古い骨を壊す働きに新しい骨を作る働きが追いつかなくなると、

失われた骨量をだんだん取り戻せなくなっていきます。

このアンバランスを引き起こす原因には、

加齢やカルシウム不足などがありますが、

大きく影響するのが女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。

以前にも

「更年期が終わったらどうなるの?女性ホルモンと体の変化」

で書きましたが、これも「エストロゲン様」が深く関わっているんですね。

更年期が終わったらどうなるの?女性ホルモンと体の変化

骨粗鬆症で怖いのは「骨折」

骨粗鬆症になると、
転ぶなどの強い衝撃を受けた場合のほか、

日常のふとした軽い動作でも骨折が起きやすくなります。

圧迫骨折など、
少しずつ気が付かないうちに背骨が押しつぶされていたり、

ごく軽い力が加わっただけでも骨折が起こることがあります。

また、骨折が起こりやすいのは、

背骨(椎体)、大腿骨などの足の付け根、手首、腕の付け根などです。

骨粗鬆症による骨折は、骨折をすればするほど、
クセのように次の骨折につながりやすくなります。

骨粗鬆症財団では、これを
「連鎖的につぎの骨折が起こりやすくなる」
と説明しています。

やがて背中のバランスが崩れ、
背中が丸くなってくることがあります。

背中が丸くなることで、
胃食道逆流現象などの消化器疾患や呼吸器機能障害、

心臓の機能低下などの原因となることもあります。

特に大腿骨の付け根を骨折すると、
入院や安静を強いられることで運動機能や内臓機能が低下し、

寝たきりにつながりやすくなります。

さらに、寝たきりから認知症が進行する可能性もあり、

死亡リスクも高くなるとされています。

※出典:骨粗鬆症財団「骨粗鬆症とは どんな病気?」

私は股関節の手術で4か月入院しましたが、
整形外科大部屋の入院患者さんは、ほとんど人生の大先輩方でした。

そして私自身も、体を動かせない、
いわゆる寝たきり状態を2週間経験しています。

だからこそ、予防や治療には、まず診断が大事だと思っています。

骨粗鬆症検診、受けていますか?

現在、骨粗鬆症検診は健康増進法という法律のもと、

40歳から70歳までの女性を対象に、
5歳刻みの節目年齢で実施されています。

自治体によっては独自に対象範囲を拡大しているところもあります。

私の住んでいる自治体では、
50歳から80歳の女性は、前年度に受診していなければ400円で検診を受けられるようになっています。

検診の方法はいろいろあり、
多くはX線などを使用して行われますが、

骨密度を測定する方法には、DXA法、DIP法、超音波法などがあります。

どれも大きな負担になるような検査ではなく、
2種類のX線を使用するDXA法でも、
検査にはそれほど時間はかかりません。

ですが、骨粗鬆症検診の受診率は

全国平均で4~5%と低く、2017年の調査では5.4%だったそうです。

乳がん検診は44.9%。

半数に届きそうな受診率なので、ちょっとびっくりしました。

※出典:骨粗鬆症財団「骨粗鬆症検診」

私は乳がん検診のマンモグラフィーと合わせて、
隔年で受診することにしています。

(乳がん検診は本当は毎年が良いのはわかっているのですが、
がん家系ではないので、今のところはそうしています。)

方法はDIP法で、手のひらのレントゲンを撮るものです。

すごく簡単。

撮影も数分で終わりますよ。

それで結果が怪しくなったら、きちんと医療機関を受診しようと考えています。

私の骨密度は82.8%でした

結果はこのように出てきます。

骨密度の評価には
「YAM(若年成人平均値)」という数値が使われます。

20歳から44歳の健康な成人の骨密度平均値を100%として、

自分の骨密度がどの程度なのかを比較するものです。

一般的には80%以上であれば「正常」とみなされます。

私は82.8%。

当然のことながら……ですが、

「あーーこんなもんか」

という感じです。

同年齢層に比べると99.8%。

めちゃくちゃ平均ですね(笑)。

でも、平均とはいっても、
この「82.8%」を守っていかねば、という気持ちになっています。

やっぱり検診あっての予防や治療です。

足の手術で整形外科に入院して、
体を動かせない、いわゆる寝たきり状態を2週間経験している私は、

「もうあんな思いはしたくない」

という気持ちがあります。

注意して、この骨密度を保っていきたいと思います。

骨粗鬆症を予防するためにできること

予防方法ですが、

エストロゲン様をどうにかすることはもうできないので(笑)、

栄養と運動が大事になってきます。

カルシウムとビタミンDを積極的にとる

骨粗鬆症予防では、カルシウムを1日700~800mg程度とることが勧められています。

ちなみに、牛乳コップ1杯で約220mg。

納豆の一般的なパック1パックで約40mg。

しらす干し大さじ2杯で約100mgくらいです。

また、カルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも大切です。

日常的に運動を取り入れ、体を動かす

これはウォーキングなど簡単なものでもいいのですが、
一つ効果的な体操をご紹介します。

「かかと落とし体操」です。

背筋を伸ばして立ち、かかとを上げて、ストンと床に落とすだけ。

1日30~50回程度を目安に、無理のない範囲で行います。

姿勢が不安定な方は、
テーブルや椅子の背などにつかまって行ってください。

骨に刺激が加わる運動は、
骨粗鬆症予防に有効とされています。

適切な体重を維持する

あーー耳が痛いです。

最後以外は、そんなに難しくありませんね。

でも、日常的に運動できれば体重も維持管理できるはず。

はずなので、頑張りたいですね。

何より大切なのは「骨折しないこと」

そして、もう一つ。

何より大切なのは「骨折しないこと」です。

寝たきりの原因となる大腿骨骨折の8割以上は、

転倒が原因とされています。

※出典:骨粗鬆症財団「転倒を防ごう」

前述のように、私が入院していたときの同部屋の大先輩たちの骨折原因は、

・布団カバーにつまずいた
・階段から足を滑らせた
・畳のへりにつまずいた
・自転車で転んだ

というものでした。

もう皆さん、少しは覚えがありますよね。

1センチくらいでも、つまずくことがある。

私は、以前フレイルの記事にも書きましたが、
何もないところで盛大に転びました。

👉 「60代、フレイルを考える①」|何もない場所で、突然転んだ日

このほか、電気器具のコードなども危ないそうです。

悪天候や滑りやすい床などは、もちろん要注意です。

靴や服装も転倒の原因になる

あと、靴と服装。

年配の方がハイヒールで格好良く歩いているのを見ると、見とれてしまいますが、

あれは鍛錬の賜物です。

私も周りも「60」の声を聞くと、
諦めていく方々が急増しました。

この頃はスニーカーが流行っていますし、
おしゃれなものも多いので助かります。

意外に私には合わないのが、
底がものすごく滑りにくくなっている靴です。

滑りにくすぎて、アスファルトに引っかかるような感じになっちゃう。

歩き方との相性もあると思うので、
自分に合ったおしゃれを探しましょう。

あと、友人が転んだのがロングスカート。

昨今、ロングスカートやワイドパンツの流行で大きな恩恵も受けているのですが、
意外と危ないときがあります。

気をつけましょう。

骨粗鬆症と診断されたら治療を続けることが大切

「骨粗鬆症」と診断されたら、薬による治療ができます。

最近は、骨密度や骨折の有無、骨折リスク、年齢やライフスタイルなどによって、さまざまな治療薬の選択肢があります。

内服薬だけでなく、注射による治療なども行われています。

いずれにしても、正しい用法で継続的に治療を続け、

自己判断で薬を中断せず、お医者様の言うことをきちんと聞くことが大事です。

まとめ|まずは自分の骨の状態を知ることから

骨粗鬆症は、痛みなどの自覚症状がないことも多い病気です。

だからこそ、自分では元気なつもりでも、
知らないうちに骨が弱くなっている可能性があります。

骨密度を調べて、自分の骨の状態を知る。

カルシウムやビタミンDを意識してとる。

日常的に体を動かす。

そして、転ばないように気をつける。

どれも特別に難しいことではありません。

私自身、今回の検診結果は「82.8%」。

正常の範囲ではありますが、
決して余裕たっぷりという数字でもありません。

この82.8%をできるだけ守って、
もう二度と寝たきり生活を経験しないためにも、

できることは続けていこうと思います。

皆さんも、自治体から骨粗鬆症検診のお知らせが届いていたら、

ぜひ一度、自分の骨の状態を確認してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

公益財団法人 骨粗鬆症財団
骨粗鬆症財団「骨粗鬆症検診」
日本整形外科学会「骨粗鬆症」
厚生労働省「骨粗鬆症検査について」


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