紫外線とエイジング|日焼けしてなんぼ!だった昔、60代で考える光老化と目の健康

健康

サングラスを忘れたUSJで、目が真っ赤に!

先日、毎年恒例のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)へ行ってきました。

ところが、ひとつ大きな忘れ物をしてしまいました。

サングラスです。

出発前の東京は雨続き。

すっかり油断して、サングラスを持っていくことを忘れてしまったのです。

私はもともと紫外線に弱く、
サングラスをかけずに屋外で過ごすと、目が充血することがよくあります。

メガネを普段使いしている方は、レンズにUVカット機能を付けている方も多いと思いますが、私は裸眼生活なのでそれもなく……。

若い頃はそんなことはなかったのですが、
年齢とともに弱くなっている気がします。

今回も案の定、夜、鏡を見たら目が真っ赤!

翌日、慌ててユニクロに飛び込みました。

旅先で身に付けるものに困ったらユニクロ!

大きめの駅があるところには、ほぼあります。

今回も2,490円でサングラスを購入しました。

これがなかなか優秀。

紫外線を約99%カットするUV400レンズ。

ユニクロ、侮れません(笑)。

目の充血が必ずしも紫外線によるものとは限りませんが、

私にとってサングラスは、おしゃれだけでなく目を守るための必需品です。

それなのに、今回はすっかり忘れてしまいました。

これをきっかけに、改めて紫外線について調べてみることにしました。

私たちの若い頃は、日焼けしてなんぼ!

今でこそ美白や紫外線対策が当たり前のように語られていますが、私たちが若かった頃は少し違いました。

小麦色に焼けた肌が、健康的で美しいとされていた時代。

今でも覚えているのが、夏目雅子さんの化粧品のポスターです。

1977年、カネボウ化粧品のキャンペーン「Oh!クッキーフェイス」に登場した夏目雅子さん。

小麦色の肌に汗がキラキラ。水着姿の写真が印象的でした。

当時は日焼けした肌に憧れる女性も多く、
私の友人の中には日焼けサロンに通っている人もいました。

今の紫外線対策を考えると、ずいぶん時代が変わったものです。

卒業旅行で、手だけ真っ黒に!

私にも、日焼けにまつわる忘れられない思い出があります。

学生時代、卒業旅行で南の島へ行くことになりました。

ところが、旅行の後には謝恩会が控えていました。

謝恩会では振袖を着る予定だったため、母からは、

「絶対に日焼けしてこないで!」

と、きつく言われていました。

そこで、日焼け止めをしっかり塗って出かけたのですが……。

なんと、手だけ塗り忘れたのです。

結果は見事に、手だけ真っ黒!

振袖を着るのに、なんとも残念な日焼けになってしまいました(笑)。

今思えば、日焼け止めを塗ること自体は意識していたのに、

紫外線が肌に与える長期的な影響については、ほとんど考えていなかったように思います。

それもそのはず。

当時は、そうじゃないとカッコよくなかったんですよね。

小麦色どころか、真っ黒に焼いてビキニで海へ!

そんな時代でした。

昔は赤ちゃんにも「日光浴」を勧めていた

紫外線に対する考え方の変化は、赤ちゃんの育児にも表れています。

長男の母子健康手帳には、赤ちゃんの「日光浴」に関する記載がありました。

ところが、紫外線の健康影響についての理解が進み、

1998年には母子健康手帳から日光浴の項目が削除されました。

現在は、日光浴を積極的に勧めるのではなく、
外気浴などを通じて外の環境に慣れることが大切とされています。

保育園でも、首筋をカバーするような帽子をかぶっている子どもたちを見かけますよね。

もちろん、紫外線がすべて悪いというわけではありません。

紫外線には、皮膚でビタミンDをつくる働きもあります。

ただし、必要以上に浴びれば、肌や目に悪影響を及ぼすことがあります。

大切なのは、紫外線を正しく理解し、上手に付き合うことなのですね。

肌の老化には「自然老化」と「光老化」がある

今回、環境省の『紫外線環境保健マニュアル2020』を読んで、改めて気になったのが「光老化」という言葉です。

肌の老化には、大きく分けて二つの要因があります。

自然老化

年齢を重ねることによって起こる肌の変化です。

光老化

長年にわたって紫外線を浴びることで起こる肌の変化です。

紫外線は、シミだけでなく、シワや肌の弾力低下などにも関係しています。

日本化粧品工業会の公式サイトでは、
顔の老化の8割は太陽光によるものともいわれている、と紹介されています。

もちろん、これはすべての人に当てはまる確定した割合ではありません。

それでも、紫外線が肌の老化に大きく関係していることは、さまざまな研究から明らかになっています。

そして、自然老化と違って、光老化は紫外線対策によって予防できる部分があるというのです。

これは、60代の私にとっても見逃せない話です。

同じ遺伝子を持つ双子でも、見た目年齢に違いが

紫外線と肌の老化について調べていると、時々、一卵性双生児の姉妹を比較した写真を目にします。

同じ遺伝子を持っているのに、肌の状態や見た目年齢がずいぶん違うのです。

実際に、2009年には186組の一卵性双生児を対象に、生活習慣と顔の老化の関係を調べた研究が発表されています。

その研究では、日光を浴びる時間が長いことが、見た目の老化と関連していました。

もちろん、肌の老化には喫煙や生活習慣など、紫外線以外の要因も関係します。

それでも、長年の紫外線対策が将来の肌に影響するというのは、なかなか考えさせられる話です。

若い頃の私にも教えてあげたいところです(笑)。

日焼け止めはSPFだけでなく、PAにも注目!

日焼け止めを選ぶとき、まず目に入るのがSPFの数字ではないでしょうか。

SPF30、SPF50など、数字が大きいほうが効果が高そうに感じます。

でも、エイジングケアを考えるなら、もう一つ注目したい表示があります。

PAです。

紫外線には、主にUVAとUVBがあります。

UVBとSPF

UVBは、肌が赤くなる日焼けや、シミなどに関係する紫外線です。

SPFは、このUVBによって起こる日焼けを防ぐ効果の指標です。

UVAとPA

一方、UVAは肌の奥の真皮まで届き、シワやたるみなどの光老化に関係します。

また、窓ガラスを通過する性質があることも特徴です。

PAは、このUVAを防ぐ効果を示しています。

PAの表示は4段階です。

表示UVA防止効果
PA+ある
PA++かなりある
PA+++非常にある
PA++++極めて高い

つまり、シミだけでなく、シワやたるみなどの光老化を防ぐためにも、

SPFとPAの両方を確認することが大切なのです。

私は現在、基本的に**SPF50・PA++++**の日焼け止めを使っています。

日焼け止めどころか、その上に塗る下地やファンデーション、仕上げのパウダーも、全部日焼け止め効果があるものです。

もちろん、誰もが毎日この数値を必要とするわけではありません。

日常生活なのか、長時間屋外で過ごすのかなど、場面に合わせて選ぶことが基本です。

また、どんなに数値の高い日焼け止めでも、
塗る量が少なかったり、汗などで落ちてしまったりすれば、十分な効果は期待できません。

こまめな塗り直しも大切ですね。

日焼け止めを塗っていたのに、丸いシミが!

実は5年ほど前、晴天の下、屋外で数時間過ごす機会がありました。

そのとき、汗を結構拭いたのですが、そのせいなのか……。

それとも、もともとメイクをするときに、耳なし芳一よろしく塗りが甘かったのか……。

鼻と左目の間の、直径1センチほどの部分が、まるーく焼けてしまったのです。

そして、その部分が、冗談のように丸いシミになってしまいました。

しかも、今でも消えていません。

日焼け止めを塗っているつもりでも、塗り残しや汗による落ち方には注意が必要なのだと、身をもって感じた出来事でした。

紫外線は肌だけでなく、目にも影響する

今回のUSJで改めて感じたのが、目を守ることの大切さです。

環境省のマニュアルでは、紫外線が目に与える影響についても説明されています。

強い紫外線を浴びることで起こる角膜炎や、
長年の紫外線曝露との関連が指摘されている白内障などです
。

私は以前から、サングラスをかけずに屋外で過ごすと目が充血することがあります。

そのため、日差しの強い日にはサングラスが欠かせません。

目から入る紫外線でシミが増える?

最近、「目から入った紫外線によってメラニンが増える」という話を耳にすることがあります。

目に入った紫外線が脳に作用し、皮膚のメラニン生成につながるという説です。

ただし、人間の日常生活で、目から入る紫外線が顔のシミを増やすとまで断定できる十分な根拠は、現時点では確認できません。

紫外線が皮膚に直接当たることでメラニンの生成が促されることとは、分けて考える必要があります。

それでも、紫外線から目を守ること自体には、十分な意味があります。

サングラスはレンズの色より紫外線カット性能

サングラスというと、色の濃いレンズほど紫外線を防いでくれそうな気がします。

でも、実際にはそうではありません。

大切なのは、レンズの色ではなく、紫外線をどれだけカットできるか。

サングラスを選ぶ際には、紫外線透過率や紫外線カット率を確認することが大切です。

紫外線透過率が低いほど、レンズを通過する紫外線は少なくなります。

また、顔とサングラスの隙間から入る紫外線もあるため、顔にフィットする形状もポイントになります。

今回購入したユニクロのサングラスも、紫外線カット性能は約99%。

高価なサングラスでなければ目を守れない、というわけではないのですね。

美魔女の紫外線対策は、私には無理!(笑)

以前、雑誌で美魔女として知られる方の美容習慣を読んだことがあります。

その方は、朝起きたらカーテンを開けるよりも先に、まず日焼け止めを塗るのだとか。

それを読んだ私の感想は、

「ムリー!」

でした(笑)。

確かに、UVAは窓ガラスを通過します。

室内でも、窓から入る日差しには注意が必要です。

でも、朝起きてすぐに日焼け止めを塗る生活は、私にはちょっとハードルが高い。

美容に対する考え方は、人それぞれです。

徹底的に対策する方もいれば、無理のない範囲で続ける方もいるでしょう。

私は後者です。

若い頃と比べれば、今はずいぶん紫外線を意識するようになりました。

日焼け止めも使いますし、サングラスも活用します。

日傘だって、3年前からはさしています(笑)。

ただ、半袖に長いアームカバーを付けたり、帽子をかぶったりは……できません。

鬱陶しくて、どうしても無理なんですよね。

また、紫外線を気にするあまり、外出や旅行を楽しめなくなってしまっては本末転倒。

自分なりに、できることを続けていきたいと思っています。

60代からでも、紫外線対策を続けたい

若い頃は、小麦色の肌が美しいとされていた時代。

日焼けサロンに通う友人もいましたし、私自身、南の島で手だけ真っ黒に日焼けしたこともありました。

それが今では、SPFだけでなくPAまで気にして日焼け止めを選んでいます。

時代も変われば、美容に対する考え方も変わるものです。

ただ、私が紫外線対策をするのは、単に若く見られたいからではありません。

シミやシワを少しでも防ぎたいという気持ちはもちろんあります。

でも、それだけではなく、これからも健康な肌と目を保ちたいからです。

年齢を重ねることは止められません。

けれど、紫外線による光老化には、予防できる部分があります。

今さら遅いと思わず、これからもできる範囲で対策を続けていきたいと思います。

そして、次の旅行ではサングラスを忘れないようにしなくては!

でも、ユニクロのサングラスがどんどん増えちゃいそうな予感もしています(笑)。

参考資料

  • 環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』
  • 日本化粧品工業会『化粧品の有用性開発への取り組み』
  • 日本化粧品工業会『紫外線防止について』
  • Guyuron B, et al.(2009)一卵性双生児の顔の老化に関する研究

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