2022年8月。
年に一度の健康診断の結果が届きました。
今までの結果は、だいたいAクラスの私。
健康にはそれなりに自信がありました。
ところが、結果を開けてみてびっくり。
それまで一度も引っかかったことのなかった胃のレントゲン検査のところに、思いがけず**「要経過観察」**の文字がありました。
内容は、
「慢性萎縮性胃炎」
その下には小さな文字で、
「ピロリ菌の検査をおすすめします」
と書いてあります。
胃の健康にはずっと自信があったので、まさに青天の霹靂でした。

そういえば、胃の不調はあった?
ただ、今になって思い返してみると、
なんとなくお腹が張りやすかったり、
時々、胃が重く感じたり……。
そんなことはありました。
でも、それって誰にでもあることなんじゃない?
ちょっと消化の悪いものを食べちゃったかな?
その程度にしか考えていませんでした。
そして何より、
ピロリ菌?? なんで??
どこから感染したの??
不思議で仕方ありませんでした。
この時の私は、ピロリ菌についてほとんど何も知らなかったのです。
胃カメラへの不安と決心
さて。
胃の検査をしなければいけません。
でも胃カメラ……。
怖いです。
いろいろな人の体験談を聞いたことはあるのですが、
「口から飲んだけど、ずっと吐きそうだった」
とか、
「鼻から入れたけど、後で鼻血が止まらなかった」
とか。
なぜか覚えているのは怖い話ばかり。
でも仕方ない。
仕方ないよね。
自分を励ましつつ、胃カメラを受ける決心をしました。
2022年10月、胃カメラ検査へ
2022年10月。
胃カメラの検査を受けることになりました。
まず、鎮静剤を使って、少しぼーっとした状態で検査を受けるかどうかを選べました。
もちろん私は、
「します!」
と即答。
注射をしてもらい、しばらく待っていると、ぽーっとした感じになってきました。
緊張も少し和らぎ、私にはとてもありがたかったです。
ただし鎮静剤を使った場合は、
検査後の過ごし方や帰宅方法などにも注意が必要です。
私は医師の説明を受けて使用しましたが、
鎮静剤を希望する場合は、事前に医師とよく相談してくださいね。
鼻からなら楽……のはずだった
私は、
「鼻から入れる胃カメラの方が楽」
と聞いていたので、経鼻内視鏡を希望しました。
鼻の穴にジェル状の麻酔をして準備。
これがですね。
私の感覚では、
プールで思いっきり鼻に水が入ったような感じ。
ちょっとツーンとします。
そして、いよいよ胃カメラ。
ところが……。
一番細い管でも、
先生がしばし格闘。
そして言われました。
「鼻の中が曲がっているので入らないですね」
え?
入らない?
ショック……。
まさかの鼻からNG。口から胃カメラへ
方法変更です。
仕方なく、口から胃カメラを飲むことになりました。
正直、かなり緊張しました。
でも看護師さんに、
「上手、上手ー」
と励まされながら、なんとか飲み込むことができました。
大人になって「上手上手」と褒められることも、そうそうありません(笑)
そして検査中、医師から言われたのが、
「ピロリ菌が悪さをしている胃だねー」
という一言。
ここでようやく、
私、本当にピロリ菌がいるんだ……。
現実として受け止めることになりました。

胃の粘膜にはピロリ菌感染を疑う変化が見られたものの、幸い腫瘍やポリープなどは見つかりませんでした。
そして医師から、
「ピロリ菌は薬で除菌できるから、今わかってよかったね」
と言われました。
ピロリ菌は胃の粘膜に慢性的な炎症を起こし、長期間の感染によって萎縮性胃炎が進むと、胃がんのリスクも高くなるとされています。
健康診断で引っかかった時はショックでしたが、
この時点で見つかったことは、むしろよかったのかもしれない。
そう思いました。
ピロリ菌の検査は意外なほど簡単だった
薬で除菌治療を始める前に、
ピロリ菌に感染しているかどうかを確認する検査を受けることになりました。
後日、改めて検査を予約して受診。
私が受けたのは尿素呼気試験です。
方法はとても簡単でした。
① パックに息を吹き込む
② 検査用の薬を飲む
③ 5分間、左側を下にして横になる
④ その後15分間座って待つ
⑤ 別のパックに息を吹き込む
これだけです。
薬も特にまずいということはなく、
不快なことも全くありませんでした。
「ピロリ菌の検査」と聞いて、
もっと大変な検査を想像していたので拍子抜けするほどでした。
ピロリ菌発見。いよいよ除菌へ
そして検査の結果――。
ピロリ菌陽性。
いよいよ除菌治療へ進むことになりました。
除菌治療は、決められた期間、指示された薬をきちんと飲むこと。
私の場合は、薬が合わずひどい下痢になったり、
いつもと明らかに違う体調の変化があった場合には、
服用を中止して再度受診するよう説明を受けました。
そして、
きちんと薬を飲めば、8割くらいの人は1回目の治療で除菌できる
と説明されました。
よし。
8割なら大丈夫でしょう。
この時の私は、そう思っていました。
処方された薬は、
「ボノサップパック400」
でした。

これ、パッケージがものすごくわかりやすいんです。
「朝」「夕」と大きく書いてあり、色分けまでされています。
毎日薬を飲むのが苦手な私でも、7日間、欠かさず飲むことができました。
でも、びっくりしませんか?
これで1日分です。
しかも薬が結構大きい。
全部飲むためには、かなりの水が必要でした。
私は医師から、
・アルコールは飲まないこと
・刺激物は控えること
と注意を受けました。
はい!
もちろん、きっちり守りましたよ。
私の場合は特に副作用もなく、飲み忘れることもなく、
7日間の服用終了。
「これでピロリ菌ともお別れ!」
……のはずでした。
そして、やってしまったこと
除菌治療が終わった後は、
本当にピロリ菌がいなくなったのか、
除菌判定の検査を受ける必要があります。
私も2か月後には結果を確認するため、
再度受診するように言われていました。
ところが。
12月、1月の忙しさにかまけて受診できず……。
いいえ。
正直に言います。
私、病院にきちんと通うのが苦手なんですよ。
しかも頭の中には、
「8割くらいは除菌できる」
という医師の言葉が残っています。
80%なら、除菌できてるでしょ。
なぜか自分は8割の方に入っていると思い込んでいました。
そして――。
なんと。
1年間も放ってしまいました。
本当に馬鹿です。
深く反省。
除菌薬を飲み終えただけでは、
ピロリ菌がいなくなったかどうかはわかりません。
除菌できたかを確認する検査までが治療です。
良い子の皆さんは、絶対に真似しないでくださいね。
まさかの結末へ
そして……。
私は20%の人だった。
そのことが、1年後に判明するのでした。
ちゃんと7日間薬を飲んだ。
飲み忘れもなかった。
副作用もなかった。
それなのに――。
1回で除菌できなかった?
私のピロリ菌除菌は、これでは終わりませんでした。
続きます……。
👉「ピロリ菌」除菌しました②|除菌できなかった…2回目の挑戦
※本記事は私自身の体験をもとに書いています。ピロリ菌の検査方法や治療内容、薬の注意事項などは個人によって異なる場合があります。治療については必ず医師・薬剤師の指示に従ってください。
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