60歳を超えて考えるお金
60歳を超えてくると、
色々と考えなくちゃならないことが増えてきます。
その中でも大きなテーマの一つが「お金」。
古き良き(かどうかはわからないけど)時代は、
55歳や60歳まで一つの会社で働き、
60歳からそこそこの額の年金をもらって、
家のローンも終わり、
長男夫婦と同居している方もいたりして、
扶養内で働いていた妻の国民年金も合わせれば、
夫婦二人で孫に小遣いをあげながらそこそこの生活ができた時代でした。
当時の年金受給者は
「自分の積み立てた分を受け取っているだけ」
と思っていた方が多かったようです。
実際、ご老人にそう言われたこともあります。
その頃は“年金は現役世代が高齢者を支えるシステム”
という仕組みを意識する人も少なかったのかもしれません。
日本の高齢化の現状

出典:総務省統計局「人口推計」より作成
65歳以上の人口割合は、私が生まれた1964年には6.2%台。
65歳以上の方は16人に1人でした。
ご近所は若い家族ばかりで、
住宅街もわちゃわちゃしていた記憶があります。
1994年には14%を超え、2025年には29.3%。
この62年間で4.7倍以上に増加し、
いまや3人に1人が65歳以上。
近い将来には35%に近づく予測です。
そりゃ、年金制度が立ちいかなくなるわけです。
支えられるわけがない…。
まだ何とかなっているほうが奇跡的な気さえします。
年金支給年齢の引き上げ
昔は60歳から支給されていた年金ですが、
2000年の法改正で男女とも65歳からに引き上げられました。
ただし、いきなりではなく経過措置が設けられ、
男性は2013年から2025年、
女性は2018年から2030年
にかけてスライド式で引き上げられることになりました。
この間に支給される年金を「特別支給の年金」と呼びますが、
これは別の機会に説明します。
来年から60歳だからもらえる!と思っていた人が
急に65歳からというふうにはならないように配慮された制度です。
「ねんきん定期便」をチェックしていますか?
さて、皆さんご自身が
どのくらい年金を受給できるか把握していますか?
ゴールデンエイジに差し掛かっている方は
当然チェック済ですよね?とは思いますが、
念のため「ねんきん定期便」について整理してみましょう。
「ねんきん定期便」は毎年、水(青)色のハガキ(節目の年齢の時は封筒)
で誕生月の終わる頃に届きます。
サンプルはこちらを参照してください。 ※日本年金機構 https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/teikibin.files/hagaki50ijyou.pdf
加圧式のハガキを開くと、
まず第1面には3本の棒グラフが。
これは支給年齢を65歳から遅らせた場合に
どのくらい増えるのかを視覚的に示すグラフです。
(どのくらい増えるのかは別の機会にご説明します。)
その下には「1.これまでの保険料納付額」があります。
ずっと給料で働いてきたサラリーマンや公務員は、
かなりの金額が入っているはず。私は見ると震えます(笑)。
隣には過去13か月の状況が載っています。
裏面には「2.これまでの年金加入期間」があり、
ここは必ずチェックしてくださいね。
そして最後に「3.老齢年金の種類と見込額」で、
65歳からの(今のところの)受給金額が書かれています。
思ったより多いですか?少ないですか?
もう保険料を払っていないなら、
65歳からの公的年金はその金額になります。
60歳を超えてもまだお給料をもらって被保険者であれば、
ちゃんと増えますし、受給期間を遅らせれば結構な率で増えます。
これから増やそうと努力するにしろ、
その金額でやっていこうと思うにしろ、
考えるためにはまずチェックです。
必ず「ねんきん定期便」を見てください。
チェックポイントまとめ

ハガキで送られてくると言いましたが、
パソコンやスマホで確認することもできます。そのほうが便利です。
ハガキの中にも「ねんきんネット」の利用をお願いします、
と推奨されています。
「ねんきんネット」に登録すると「ねんきん定期便」は来なくなり、
サイトからダウンロードする形になります。
私はマイナポータルから紐づけて、毎年ダウンロードしています。
外出先でもスマホから見られるので便利ですよ。
試してみてはいかがでしょうか?
私は、何回見ても増えるわけではないのに、
しょっちゅう見てしまいます(笑)。
次回は年金制度について整理したいと思います。
年金の仕組みについてはこちらの記事で解説しています。
「日本の年金制度は2階建て」
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