【冬の道東・流氷女子旅】
①“流氷を見る”夢をかなえに行くまで
②SL冬の湿原号に乗って、白銀の釧路湿原へ
③摩周湖・流氷クルーズ、知床へ
④流氷物語号で、オホーツク海と網走を巡る ←この記事
【3日め(最終日)】
女満別空港発の夜便までは自由行動です。
よく晴れていて、この時期の知床にしては“とても暖かい”日だそう。
今日の大きな目的は、「流氷物語号」に乗ること。
この列車、名前からしてもう旅情たっぷりですよね。
知床斜里駅へ向かいます
まずは知床のホテルから、
バスで知床斜里へ移動します。
知床のホテルから女満別空港までのバスも
ツアーパックに含まれていて、
そのバスを途中下車しました。
知床斜里では少し時間があったので、駅近くの道の駅へ。
お土産を買ったりすることができました。
実はここで買った
豆乳のハンドクリームが絶品で、
使い終わったあとも取り寄せたいと思ったくらい。

よく伸びてしっとり。
こんな出会いも旅の楽しみですよね。
「流氷物語号」に乗車
知床斜里を午前中に出発する
流氷物語号に乗車しました。

「流氷物語号」は、冬の期間限定で走る観光列車。
知床斜里〜網走間を、
オホーツク海沿いに走ります。
車窓のすぐ向こうに海が広がり、
タイミングが良ければ
流氷を見ながら走ることができる、
北海道らしい列車です。
これも「えきねっと」で、
発売初日に海側の席を予約しておきました。
網走駅まで、約1時間の旅です。
冬のオホーツク海を眺めながら走る時間は、
まさに“冬の道東旅の締めくくり”という感じでした。
車窓がとにかく素晴らしい
この列車の魅力は、やはり車窓。
線路と海がとても近く、場所によっては
「海の上を走っている?」
と思うくらいです。
白い雪原と青い海。
そこに流氷が浮かぶ景色は、
本州ではまず見ることのできない風景でした。

北浜駅で途中下車
流氷物語号は、途中の「北浜駅」にしばらく停車します。
この北浜駅、
“オホーツク海に一番近い駅”
として有名なんです。
駅舎の中には、
たくさんの名刺や切符が貼られていて、どこか懐かしい雰囲気。
展望スペースからは、
オホーツク海を一望でき
タイミングが良ければ、
ここでも流氷を見ることができます。
列車を降りて写真を撮ったり、
海を眺めたりすることができました。
車内も旅情たっぷり
車内には木目調のデザインや、
流氷物語号らしい装飾もありました。
普通列車ベースですが、
観光列車らしい特別感があります。
期間限定列車なので、
鉄道好きの方はもちろん、
冬の北海道らしい旅をしたい方にも人気なのがわかる気がしました。
白い雪原。
流氷の海。
静かな冬の空。
「また乗りたいな」
と思える、とても素敵な列車でした。
ちなみに、知床斜里〜網走間の料金は、指定席込みで1,900円ほどです。
網走駅からタクシー観光へ
網走駅に到着。
ここからはタクシー観光です。
13時から、女満別空港へ19時前に到着するまでの
約6時間を貸し切りました。
料金は18,000円ほど。
3人だったので、一人6,000円です。
今はもっとインバウンド価格になっているのかな?
まずは蟹!
まずは
「どこか北海道らしいものが食べたい!」
ということで、タクシー運転手さんにお願い。

蟹の販売所に併設された食堂で、蟹をいただきました。
やっぱり北海道へ来たら、一度は食べたくなりますよね。
能取岬へ
続いて向かったのは、能取岬(のとろみさき)。
オホーツク海に突き出した岬で、
北海道らしい雄大な景色を楽しめる場所です。
特に有名なのが、海へ向かってまっすぐ伸びる一本道。
空と海と雪原が一直線につながるような景色で、
「これぞ北海道」
という雰囲気があります。
冬は周囲が真っ白になるので、
さらにスケール感が増して見えました。
この日はエゾシカも見ることができました。

北海道ではエゾシカを見かけること自体は
珍しくありませんが、
海沿いの景色にいる姿はやはり絵になります。
観光地っぽく作り込まれているというより、
“自然の大きさをそのまま感じる場所”
という印象でした。
風はかなり冷たかったのですが、
それも含めて「冬のオホーツク海らしさ」なのかもしれません。
オホーツク流氷館へ
続いて立ち寄ったのは、「オホーツク流氷館」。
ここが思っていた以上に面白かったんです。
正直、最初は
“流氷の資料館かな?”
くらいの気持ちだったのですが、実際に見てみると、
「流氷ってそんな遠くから来るの!?」
とかなり驚きました。
流氷はどこから来るの?
流氷は、実は北海道の近くでできているわけではありません。
ロシア側、アムール川の河口付近で生まれた氷が、
何か月もかけてオホーツク海を南下し、
北海道まで流れてくるそうです。
しかも、ただ海が凍っただけではなく、
川の真水が混ざることで凍りやすくなるという説明もありました。
地図や映像で見ると、
「あの流氷が、そんな長い旅をして来ているんだ」
と感動します。
ただの“氷”ではなく、
自然の大きな流れの一部なんだなと感じました。
マイナス15度の世界を体験
館内には、マイナス15度の流氷体感テラスもあります。
入る前に濡れタオルを渡されるのですが――
これを中で振り回すと、本当に凍るんです(笑)。
最初は半信半疑だったのですが、
パリパリになっていくのがわかってびっくり。
まつ毛や髪も少し凍る感じがして、
“北海道の寒さ”を全身で体験できました。
中には本物の流氷も展示されていて、
実際に触ることもできます。
かなり寒いのですが、
ちょっとテンションが上がる体験でした。
流氷の天使「クリオネ」
館内では、“流氷の天使”と呼ばれる
クリオネの展示もありました。
小さくてふわふわ泳ぐ姿は可愛いのですが、
説明を読むと意外と肉食系(笑)。
見た目とのギャップも含めて印象に残っています。
流氷館を見たあとに海を見ると、
景色の感じ方が少し変わりました。
「遠くから流れて来た氷なんだ」
と思うと、流氷クルーズで見た景色も、
より特別なものに感じられます。
ただ“綺麗な景色を見る”だけではなく、
背景を知ることで旅がもっと面白くなる。
そんな場所でした。
博物館 網走監獄へ
最後に立ち寄ったのが、
「博物館 網走監獄」。
“網走刑務所”という名前は有名ですよね。
夏に来た事はあるのですが、冬は初めてです。

現在は博物館として公開されていますが、
建物や展示には当時の雰囲気がかなり残っています。
実際に使われていた舎房や作業風景なども再現されていて、歩いていると、
「北海道開拓の歴史」
とも深く関わっていたことがわかります。
“脱獄不可能”と言われた理由
網走といえば、
“脱獄不可能”
というイメージがありますよね。
実際にこの場所へ来ると、
その意味が少しわかる気がしました。
周囲は広く、冬は雪に閉ざされた世界。
今でも十分寒いのに、昔はもっと雪深く、
道路も設備も今とは比べものにならなかったはずです。
そんな環境で生活すること自体、
本当に過酷だっただろうなと思いました。
人形が妙にリアル(笑)
館内には、当時の様子を再現した人形展示がたくさんあります。
これが意外とリアルで(笑)。
遠目だと一瞬、
「あ、人いる」
と思ってしまうくらい。
静かな建物の中で急に視界に入るので、
ちょっとドキッとします。
でもそのおかげで、
当時の生活の空気感はかなり伝わってきました。
冬の北海道をたっぷり味わった旅
今回の旅は、
・流氷
・絶景
・観光列車
・温泉
と、“北海道らしい景色”をたくさん楽しめた旅でした。
でも網走監獄のように、歴史や開拓の厳しさを感じられる場所に立ち寄ることで、
「北海道って本当に大きくて、厳しい土地だったんだな」
ということも実感しました。
楽しいだけではなく、少し歴史にも触れられる、印象に残る場所でした。
最後まで晴れ女旅でした(笑)
実は最終日、網走の最高気温は14度。
タクシーの運転手さんからは、
「今日は春を通り越して初夏の陽気!」
と言われました。
3日間とも総じて暖かく晴天。
流氷旅としてはかなり恵まれていたようで、
今回も“晴れ女っぷり”を発揮した旅になりました(笑)。
流氷、冬の列車、凍った湖、オホーツク海。
“冬の北海道らしさ”
をたっぷり味わえた3日間。
寒いはずなのに、不思議と思い出すのは、
澄んだ空気と明るい雪景色ばかりです。
きっとまた、違う季節にも訪れたくなるんだろうなと思います。
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