【フレイルを考えるシリーズ】
①|何もない場所で、突然転んだ日
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フレイルは「元に戻れる」と言われている
前回は「フレイル」の3つの種類についてお話しました。
実は「フレイル」には大きな特性があります。
それが「可逆性」。

この表のピンクの矢印(⇔)のところです。
※可逆性=逆、または元の状態に戻ることができる性質
先を予防するどころか、
ある程度、元の状態に近づけるということなんですね。
今、心配な状態な方も、
予防に取り組めば取り戻せるということです。
それには、まず現状を把握することが大事。
まずは「イレブンチェック」で確認
把握するために、簡単な「イレブンチェック」があります。
もっと細かい診断票もありますが、
まずはこんな簡単なところからチェックしてみてください。

ちなみに私(62歳)は2個。
両方とも運動です……。
通勤は結構便利で近く、
仕事はイベント系の日を除き、ほぼデスクワーク。
出張は車で行くことが多いので。
運動は、
“やるぞ”と思ってやらないと出来ない。
栄養は、食べるものは一応気をつけています
(食べすぎてはいます……)。
でも、
お茶や汁物でむせる?
うーーん、
缶コーヒーとかで時々あるかも。
0.2くらい?(笑)
社会参加は、
仕事と推し活と友人関係のお陰で、ほぼ◯ですが、
「物忘れ……」
これは“何よりもまず”というほどではないですが、
“あれ??なんでこんな事が出てこない??”
ということは増えてきているので、
1個のマルではありませんが、
0.3◯くらいかな。
正直なところ、
合計3というところでしょうか。
6個には行かないようにしなくてはいけませんね。
フレイル予防の3本柱
このイレブンチェックでわかるように、
予防に大事なのは3つ。

「栄養」
「運動」
「人との交流(社会参加)」
です。
たんぱく質をとり、
バランスよく食事をし、
水分も十分に摂取する「栄養」。
歩いたり、
筋トレをしたりするなどの「身体活動(運動)」。
就労や、
ボランティア(推し活も!)などに取り組む「社会参加」。
どうですか?
出来ていますか?
「歩かないと歩けなくなる」
「たんぱく質を意識してとる」
などは、もはや一般常識。
色々なところで目にしますよね。
でもみなさん、
実行していますか?
わかっていても、なかなか出来ない
私は栄養や社会参加は出来ていると思うんですけど、
これは、
“年を取ったから、追加で気をつけている”
というよりは、
“今までの生活の延長”
であって、
特に気をつけていることではありません。
しかも「運動」に至っては、
足を手術し、
問題なく歩けるようになるまでは、
リハビリの意味で頑張りましたが、
それ以降はやれていません。
しかも体重がどんどん増えていて、
健康的にも、
もうギリギリかも?という状況もわかっているのに。
“やらなきゃ やらなきゃ”
という言葉は、
いつも頭の中にあるんだけどなぁ。
何でこんなに意思が弱いのか……。
同じ状況の方も、
結構いらっしゃいますよね?
ね?
だらだらと出来ることをやらず、
予防できるとわかっていて、
予防に取り組まないのは、
一人ひとりが
「自分ごと」として捉えていないから?
フレイルは戻れる。でも進んでしまうこともある
「フレイル」は、
もとに戻れる。
けれど、
大事なのは投薬などではなく、
“自分次第”
だということを肝に銘じたいと思います。
「フレイル」は可逆性で、
“元に戻れる”という意味がありますが、
但し、
“先にも進んでしまう”
可能性も大いにあります。
「フレイルサイクル」という悪循環
「フレイル」は、
気をつけないと負の連鎖になってしまうことがあります。

この図の中心にある「サルコペニア」。
※サルコペニアとは、
加齢などによって筋肉量や筋力が低下し、
歩く力や体を支える力が弱くなった状態のことです。
サルコペニアには、
加齢によるものと、
病気に伴って起こるものがあるそうです。
筋肉量が低下すると、
身体機能も低下します。
例えば、
- 歩く速度が落ちる
- 疲れやすくなる
- 動くのがおっくうになる
など。
すると活動量が減り、
エネルギー消費量も減少します。
つまり、
“動かないからお腹が空かない”
状態になるんですね。
すると今度は、
食事量が減る。
栄養不足になる。
その結果、
さらに筋肉が減ってしまう。
筋力が落ちると、
ますます動かなくなる……。
こうして、
- 筋力低下
- 活動量低下
- 食欲低下
- 低栄養
がぐるぐる回る、
「フレイルサイクル」という悪循環に入ってしまうそうです。
これを放置すると、
フレイルが進行し、
要介護状態につながる可能性も高くなるとのこと。
だからこそ、
早めに気づき、
生活を見直すことが大事なんですね。
まとめ|“まだ大丈夫”の今こそ大事なのかもしれない
今回「フレイル」について調べてみて感じたのは、
特別な人だけの話ではない、
ということでした。
転びやすくなる。
疲れやすくなる。
動かなくなる。
食欲が落ちる。
人と会うのが面倒になる。
そんな小さな変化が、
少しずつつながって、
フレイルサイクルになっていく。
でも逆に言えば、
早めに気づいて、
少し生活を変えることで、
戻れる可能性もあるということ。
「まだ大丈夫」
と思える今だからこそ、
意識する意味があるのかもしれません。
次回は、
実際にどんなことがフレイル予防につながるのか、
もう少し具体的に調べてみたいと思います。
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